スキルアップを図る上で大切な2つの条件

この記事では

  • スキルが必要
  • だけど何のスキルでも良いわけではない
  • 世の中のニーズがあるものでないといけない
  • また、自分に合ったスキルである必要がある
  • 上の二つの条件が合ったスキルを選ぶことが大切

という話をします。

スキルアップをしたいけど、どういうスキルを磨いたらいいか分からない。という方に向けて書きました。

方向性を決める前に、ぜひ最後まで読んで頂ければと思います。

ちなみに、私は過去25年にわたって大学や企業でスキルアップのお手伝いをしてきました。

そこで気付いた、スキルアップを考える上で最も大切なポイントをお伝えします。

なぜスキルアップが必要なのか

「スキルアップ」という言葉は、何十年も前から使われています。

が、今の方がスキルアップ熱が高まっている印象です。

その理由は、「高いスキルが求められているから」だけでなく、今は

  • 継続したスキルアップが求められる
  • 専門特化したスキルが求められる
  • 結果を出したかどうかが見られる

からです。

継続したスキルアップが求められる

私はWeb業界にいますが、変化がめちゃくちゃ激しいです。

次々に新しい技術が出てきて、以前の知識はすぐ使えなくなります。

これは単に「勉強しないといかん」ということだけじゃないです。

技術変化が激しいということは、後からその業界に入って来た人に有利なわけです。

伝統工芸だったら「この道三十年」というのは、それだけで力です。

でも、デジタル業界では「昔のことを知っている」というのは意味がない。場合によっては邪魔ですらある。

そのために、常にスキルアップしないと後輩たちに追い越される危険性が非常に高いわけです。

専門特化したスキルが求められるから

専門化が進むに従い、専門分野の細分化も同時並行で進行しています。

私の場合だと

以前なら「Webマーケティング」の中の「SEO経験者」という括りで求められていたものが、

今は「Webマーケティング」の中の「SEOの経験者」で「内部対策の実績がある」「講師経験者」が求められる、といった具合です。

いわば業務にピンポイントで当てはまる人材だけが求められる。

だから自分の専門分野だけでなく、少し外れた部分もカバーできるようにスキルアップしないといかんわけです。

結果を出したかどうかが見られるから

単にやったことがある、というのではなく、実際に成果を出したことが求められます。

「ブログ書いたことがあります」ではなく「ブログで月間アクセス◎◎達成しました」
と言えることが求められます。

資格を持っているだけではスキルとは見なされにくい。

せいぜい、意欲がある人止まりです。

それはスキルというのは、実務経験の中でこそ磨かれる(文字通りスキルアップされる)からです。

だから普段からスキルを使って実戦経験を積んでおく必要もあるわけです。

スキルは周囲から認知されていないと無意味

スキルとは一般には「特定の作業ができる能力」とされています。

ただ、私は少し違う定義を持っています。

私のスキルの定義は
「周囲から認知されている特定の能力のこと」です。

例えば「インスタグラム集客のことだったらAさんだよね」といったもの。

これが私の考えるスキルです。

もしかしたら、Bさんもインスタグラム集客に詳しいかもしれない。

なんならAさんより詳しいかもしれない。

でも、Bさんの能力が周囲に認知されていなければ、それはスキルとは呼べません。

なぜなら、スキルは会社や社会の中で認知され、初めて評価されるからです。

あなたも言われたことがあるでしょう。
「◎◎さんって、Excel詳しかったよね」というやつ。

あれこそが、本当の意味でのスキルなんです。

認知されていなければ、スキルは無いのと同じです。

どういうスキルを身につけるべきか

このように、スキルは「周囲に認知されてナンボ」「社会で評価されてナンボ」なものです。

なので「どういうスキルを身につけるか」を考える時は、まず「そのスキルに対する需要があるか」を考えないといけません。

ただ、この点について外している人は、実際には少ない感じがします。

私が講座やセミナーでお会いする方の多くも、どういったスキルが求められているかについては、詳しい方がほとんどです。

失敗があるとすれば、それは社会のニーズに引きずられすぎている点でしょう。

いま流行ってる分野に傾き過ぎなのです。

例えば私はWebデザインを教えていますが、この分野は仕事が多そうという理由で志望する人が絶えません。

ただ、そういうスキルの選び方をしても、仕事に就けないことが多いです。

それは自分の適性も含めて判断しないからです。

デザインに限らず、どんな仕事もある程度の適性(センス)が求められます。

もちろん努力も大切ですが、努力は適性があった上で初めて意味あるもの。

まず適性を見極めるべきなんです。

なぜなら適性というタネが埋まっているところに、努力という水を撒かないといけないから。

タネが埋まっていないところに水を撒いても、土が濡れるだけです。

せっかくの努力が実を結ぶためにも、まずタネが埋まっている場所を探しましょう。

自分の適性を見極める

じゃ、自分の適性はどうやって見つければいいんでしょうか。

これはもう、いろんなことにチャレンジしてみるしかないんです。

ただ、やみくもにやっても、なかなか適性が見えない。

そういう時にどうしたらいいのか、ということを最後にお伝えしておきます。

1)宣言する

自分がやろうとしていることを、周囲に宣言します。

「小さい頃からやってみたかったピアノを始めようと思うんだ」
「公認会計士の資格を取ろうと思ってね。参考書も買って勉強始めたんだ」

こんな風にふれて回って下さい。できるだけ、いろんな人に宣言しましょう。

そこから返ってくる反応を見ると「周囲が自分をどう評価しているか」「それが自分とどれくらい違うか」といったことが分かります。

そうすると、より第三者視点から自分を(少しだけ)見れるようになります。

抵抗がある人もいるでしょうが、ぜひ欺されたと思ってやってみて下さい。

あなた自身の適性を見つけるのに、きっと役立ちます。

2)子供時代を振り返る

子供の頃に、あなたの本質が隠されています。

私の場合だと、小中学校の頃に校外学習のパンフレットを作ったりするのが好きでした。

今でも親から「いつも表紙の文字のデザインとかしてたな」と言われます。

ブログ書いたりしているのも、当時の延長線上にあるだと思います。

だから、「自分が本質的に好きなモノ」を知るのに、振り返りも結構おすすめです。

家族の人に「子供の頃の自分って、どんなだった?」って改めて聞いてみてもいいでしょう。

もちろん、大人になってから培った適性もあります。

子供時代を振り返ったら、その上にどういう適性を(成人してから)積み重ねてきたのかも併せて見直すといいでしょう。

スキルを通して社会に貢献する

というわけで、スキルアップは

  • そのスキルにニーズがあるか
  • 自分にスキルへの適性があるか

この二つの条件があっている分野でやりましょう、という話でした。

スキルアップは、個人が自分のためにやるものです。

でも、身につけたスキルで仕事をするということは、そのスキルを通して社会貢献するということでもあります。

そういう意味では、「世の中の人は、いま何に困っているんだろう」「それに自分はどう貢献できるんだろう」という視点で考えると、最適解が得られやすいです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。