GA4の探索でランディングページごとのコンバージョン率を調べる方法
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/lp_leave.webp)
この記事をご覧になっているということは、ランディングページごとのコンバージョン率を知りたいからだと思います。
ただ、最初にお断りしておくと、この記事を書いている時点では
GA4ではコンバージョン率は表示されません
恐らく、今後も表示されないものと思われます。
しかし「それでもGA4でコンバージョン率のデータを見たい」方に向けて、この記事を書きました。
今回ご紹介する方法は
GA4の探索でセッション数、コンバージョン数のデータを表示した後で、GA4からGoogleシートにデータを書き出して、そこでコンバージョン率を表示する方法
です。
それでは、始めましょう!
GA4の探索で、セッション数とコンバージョン数を表示する
GA4のメニューから探索をクリックし(①)、テンプレートから「空白」をクリックします(②)。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-1a-1024x403.webp)
画面左上の「データ探索名」を「LPごとのコンバージョン数」にします。
本当は「コンバージョン率」にしたいところですが、コンバージョン率はここでは出せないので「数」にしました。
![GA4探索](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-2-1024x508.webp)
データ探索名のすぐ下にある期間を設定したら、「ディメンション」の横にある+ボタンをクリックしてディメンションを追加します。
ディメンションとは、見たい項目のことです。
今回は「ランディングページ」の「コンバージョン率」が知りたいので、ここでは「ランディングページ」がディメンションになります。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-3a-1024x523.webp)
「ページスクリーン」の中にある「ランディングページ」にチェックを入れましょう。
また、それが何のページが分かりやすくするために「ページタイトル」もチェックして、ディメンションに加えます。
両方チェックできたら、右上の「インポート」をクリックします。
ディメンションの部分に「ページタイトル」と「ランディングページ」が配置されました。
ただ、この状態だとまだ「準備しただけ」なので、画面右は「データがありません」のまま何も表示されていません。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-4a-1024x518.webp)
続いて指標も準備しましょう。
指標とは、先ほどの「ランディングページ」の「コンバージョン率」が知りたい、の「コンバージョン率」にあたります。
ただ、最初にも書いた通り、コンバージョン率はGA4には無いので、ここでは「コンバージョン数」と「セッション数」を使います。
「イベント」の中の「コンバージョン」と「セッション」の中の「セッション」にそれぞれチェックを入れて、インポートします。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-5a-1024x522.webp)
これでディメンションと指標が準備できました。
下のようにディメンションに用意した「ページタイトル」と「ランディングページ」を、「行」にドラッグして配置します(順番はどちらが上でも構いません)。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-6a-1024x519.webp)
続いて「指標」に準備した「セッション」と「コンバージョン」を「値」にドラッグして配置します。
すると、下のようにテーブル形式の図が表示されました。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-7a-1024x509.webp)
項目数が少ないので、「表示する行数」を「10」から増やしておきます。
今回は「100」にしてみました。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-8a-1024x499.webp)
項目数が増えました。
当初はセッション数が多い順に並んでいます。コンバージョン数順に並べたい場合は、右上の「コンバージョン」とある部分をクリックします。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-9a-1024x518.webp)
GA4での作業は、ここまでになります。
探索の結果をスプレッドシートへ書き出す
このデータをスプレッドシートにエキスポートしましょう。
右上のエキスポートから「Googleスプレッドシート」を選択します。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-10a-1024x510.webp)
下のような画面になるので「Import the data」のボタンをクリックします。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-11a-1024x390.webp)
データがGoogleスプレッドシートに書き出されました。
「コンバージョン」の右のセルを使いたいので「総計」という文字を削除します。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-12a-1024x518.webp)
「コンバージョン率」という項目を作り、そのすぐ下に割合を表す関数を入力します。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/kansu-1-1024x171.jpg)
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-13a-1024x517.webp)
全体のコンバージョン率が表示されました。
桁数が多いので「小数点以下の桁数を減らす」のボタンを何度かクリックして、桁数をへらします。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-14a-1024x516.webp)
桁数が減ったら、オートフィル機能を使って表の下までドラッグします。
これでランディングページのコンバージョン率が表示されました。
![](https://yorokobeam.com/wp-content/uploads/2022/05/ga4lp-15a-1024x519.webp)
コンバージョン率を考える(まとめ)
今回見てきた通り、コンバージョン率はセッション数とコンバージョン数を使って計算します。
しかしGA4はセッション数中心だったUA(ユニバーサルアナリティクス)と異なり、ユーザー中心のツールです。
それもあって「コンバージョン数はあるけど、コンバージョン率はない」のかもしれません。
コンバージョンすればOKだった従来のUAと異なり、よりLTV(ライフタイム・バリュー)を重視してることも背景にあるのでしょう。
私たち利用者としては、まだまだコンバージョンに重きを置いているわけですが、今後は(業種にもよりますが)さらにLTV中心に変わっていくのかもしれないと思います。
今回は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。